4年生総合「思いやりの心で生きる」(高齢者疑似体験)
2025年7月25日 10時16分 [HP管理者]6月に済生会姫原特別養護老人ホームの職員の方に「高齢者とはどのような人」かについて教えてもらった後、高齢者の体の動きや目の見え方について実際に体験する「高齢者疑似体験」を行いました。
まず、「高齢者体験」「車いす体験」「視覚障がい体験」の三つに分かれて体験を行いました。
「高齢者体験」では、重りを付けたり、ゴムで背中を丸めたりして、階段やスロープを歩きました。
いつも気にせずに歩いているところもつまずいてしまいそうになり、一歩一歩慎重に歩いていました。
「車いす体験」では、車輪を回しながら狭い道を通ったり、車いすを押してもらいながらマットを通ったりしました。
少しの段差でもタイヤが引っかかってしまい、苦戦していました。
「視覚障がい体験」では、黄色い眼鏡を掛けて、文字を読んだりお金がいくらあるかを数えたりしました。
見えない色があったり、どれも同じ色に見えたりと、見るのに苦労していました。
次に、新しい車いすの体験をしました。
リクライニング車いすでは、その人の楽な姿勢になるように背もたれが下がったり、足を置くところが上がったりしました。
電動車いすでは、手だけで車いすを動かすことができ、体の不自由な人でも安心して車いすに乗ることができることを体感していました。
最後に車いすに大人を乗せて歩いてみました。
急に重くなったことに車いすを操作するのに苦労しながらも、乗っている人が怖がらないようにゆっくりと押している姿が印象的でした。
子どもたちからは、「こんなに体を重く感じたり、目が見えにくかったりするとは思わなかった。」「自分たちからは、少しの間しか体験をしていないけれど、お年寄りの方は、ずっと続くから大変だ。」「何か困っていたら、声を掛けたい。」「お年寄りの方に自分から挨拶をしたい。」「お年寄りの方に席を譲りたい。」など、今回の体験を通して、高齢者の方と関わるときに気を付けることや気持ちのもち方が変わりました。
これからの生活の中で生かしてもらいたいと思います。